シンプルな動作に。
本年の、稽古始めに
据え物斬りをしました。
袈裟斬り というシンプルな動きに
いつも、いくつも、課題が見える。
（前に比べれば、改善してきた点もある。）
結局、“全身” の連動なんだよな
小手先で変えることは出来ない。
手先・足先の わずかな角度ひとつ
関節の わずかな連動の差ひとつ
変えることなど、簡単なようで
実は、そう容易くはない。
身体の どんな末端も、あらゆる部位も
芯部・深部に至り、
全身に及んでいるのだから。
そしてその “わずかな差” は、
決して、わずかな問題ではない。
傍目に、表面的には
同じような動作をしているように見えても、
中身が、身体の使われ方が
まるで違うものになるから。
だから その場しのぎではなく、
“本当に変える” ということは
全身の調整、全身の理解になる。
どんなシンプルな動きでも
どんな複雑な形（かた）でも
武道であろうと
他のスポーツや、
ダンスであろうとも
いつもいつも
結局、課題は同じだな、と思う。
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