「凄い」の先に。
『古武道に見慣れない人は、誰だって見れば
「凄い」と言うよ。
それは当たり前だ。
そして、それだけのことでしかない。
「凄い」の先の
「感動」なんだよ。』
『上手な人はたくさんいる。技術がある人は。
それだけの技術があるのは、素晴らしいことだ。
だがそれを見たところで、
実際、どうだろう?
「へぇ〜。」
「立派だね。」
「よくわからないけれど、凄いものなんだろうね。」
それで終わってしまうだろう。
本当に人を惹きつけるだろうか?
刀をくるくる華麗に扱える。
正確に舞ってみせる。
それがなんだ?
正しい角度。
一定の拍子。
滞りもない。
それがなんだ?
そこに
感情、
気迫、
精神の【ドラマ】が乗っていなければ。
芸術とは、そういうことだ。』
谷代師範の言葉をメモ。
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