小林秀雄 もののあはれ
“大和魂を持った人とは、人間の事をよく知った、優しい正直な人を言うのです。「やまとだましひなる人」とは「もののあはれ」を知った人とさえ言えるでしょう”
“「もののあはれ」を知る心とは、本居宣長の考えでは、この世の中の味わいというものを解する心を言うので、少しもセンチメンタルな心ではない。「もののあはれ」を知るということは少しも感情に溺れることではないのです。これは柔軟な認識なのです。
そういう立場から、あの人は『古事記』を読んでいます。”
* * *
自分のための引用メモ。
0コメント