緩急柔剛、ダイナミズム。
『緩急柔剛』が大事と、
谷代師範からいつも、よくよくご教授いただく。
わたしは長いこと、“急” と“剛” ばかりで、
何事も力んで、頑張って、勢いでやってきたパワープレイヤー。
力みというのは、こらえて踏ん張っている、ということなので、
収縮の作用であり、動作にも伸びがなく…
この “緩”・“柔” の感覚、その切り替えを身に付けることは
わたしの課題である。(´・ω・`)
谷代師範は
『緩急柔剛』は、瞬時に切り替わるという。
斬った瞬間にはもう、抜けている、と。
それも、点と点のぶつ切りではなく、流れの中で起きているのである。
ーー 形(かた)というのは、表面的なカタチに囚われやすくもあって、
なんというか
あっち斬って、
こっち斬って、
そっち斬って、
血振り、
納刀。
というような…一つ一つの技がブツ切りになるような、
形式的な段取りにはまりがちなところがあるが
こういうことをやってしまうと、師範の教えに反するのである。
演劇でも、
“段取り芝居” ほど、無意味で死んでるものはないわけで。全く同じである。
クソつまらないのである、そんな “形式” など見せられても。笑
「振り付け覚えました。」
「セリフ覚えました。」
「…だから何?」
というようなものである。
振り付けを真似ていようが
セリフを暗記していようが
そんなことでは芸になっていない、生きていないのだ。
谷代師範の技・教えには、
動きの流動性があり
伸び、ダイナミズムがある。
形は形であっても、技が “生きて” いなければ。
そこには緩急柔剛・リズムがある、と。
だから我々の武術は “芸” であり“表現” であると、
師範は教えている。
これが『結 -MUSUBI-』なのだ、と。
…わたし自身、まだまだ精進が必要でおます。
一日体験や定期稽古へのご参加希望、
ワークショップや出張指導のご要望、
出演のご依頼 等、
詳細・お問い合わはウェブサイトより☆彡
0コメント